こんにちは、ご来店ありがとうございます。
Flower Party(フラワーパーティー)店長の 谷 美紀子と申します。

花をはじめた一番最初は、生花のお稽古からで、その時の生け花の先生(藤院未生流の南先生です)に教えていただいたことが、今でも私の花の基本になっていると思います。

その後、大阪市北区の花屋さん兼フラワースクールで5年間働きました。こちらのお店での5年間は、あらゆる面で、濃い体験のできた5年間で、店舗の生け込み・百貨店のディスプレイ・イベントの花・ブーケの作成・結婚式会場の花など、いろいろ体験させていただきました。そしてフラワースクールも兼ねていたので、とてもたくさんの生徒さんがこられていて、私自身もいろいろ勉強になりました。

そのお店は大阪の都会の花屋さんだったので、新しい花や珍しい花を求めるお客様も多く、お店にはそんな「ちょっと目を引く花」 がいつも何かおいてあるというお店でしたが、今思うと、そういう花の品揃えをいつもしているというのは、結構大変なことで、それを続けているからこそ、お客様もそのお店をわかっていただいていたのかな、と思います。今でも、あのころ大阪では一番の花屋だったと思います。


当店フラワーパーティーは、花の小売をする店舗はなく、宅配の発送のみを取り使っています。花の作成兼事務所で、普通の花屋さんのような小売は行なっておりません。


花は、使用する目的で、使う花材・使える花材は変わってくると思います。
結婚式に使う場合は、その数時間に最高の状態をキープできる花。
撮影に使う場合は、その一瞬にキレイに見える花。
宅配でお届けする花は、到着した日から数日間は、なるべくキレイな状態が保てる花。だと思います。


生花の宅配で特に気をつけていることは、花の日持ちについていです。
本やネットで見る花で、カワイイ! キレイ! 珍しい! 素敵! と思う花はたくさんありますが、最短でも仕入れから花の到着まで2日がかかる宅配では、到着したその日・その時だけキレイならいい…というわけにはいきません。
キレイな花でも、ポロポロと落ちやすい花、水上がりに心配のある花、明らかに日持ちの悪い花は、使用を控えます。


花を扱う仕事をしていて、ここはイイところだなと思うのは、何か気分がのらないときやモヤモヤする事があるときでも、仕入れに行って新しい花を見たり、市場から帰ってきてアレンジや花束を作っていると、そこに気持ちが集中していって、どんどんスッキリとした気持ちになれることです。
自分の好きなことをやっているから、ということもあると思いますが、花にそういう力が少しはあるのかな?とも思います。
花の市場であう花屋さんや市場の人達は、みんな同業者なわけなんですが、イキイキとした顔の方が多いと感じます。だから、花市場は朝が早くて冬などは大変~と思うこともありますが、市場に行くのは好きです。やっぱりナニカ花の影響ってあるのかもしれません。


花を贈る人、花を受け取った人に、「花があって良かった」と思っていただけるような花をお届けしたいと思います。
花を扱う人は自信を持って、「花があると良いですよ」と言える花を作っていきたいと思います。

最後まで読んで頂いてありがとうございました。