「なにわ花だより」は、なにわ花市場の月刊誌
なにわ花だよりはこちらで見ることができます。
花市場の各担当さんが、今月の入荷状況などを説明されています。
そのなかから当店でよく使う花をピックアップして記事をご紹介。
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和歌山県 JAありだ スイートピー。なにわ花市場から一番近い産地、だから鮮度がいい!
JA有田は和歌山県北部の有田市に位置し、西は紀伊水道に面すル海岸地帯で、紀伊水道に流れ込む黒潮の影響で、平均気温16度と温暖で、年間国水量も少ないため、繊細な(水)の栽培に適している。
スイートピーは、たくさんの日照量が必要な花。
かするにも天候に大きく左右され、曇天が続くと落蕾することもしばしば。夜の温度が高い日が続くことも落蕾につながる。
有田のスイートピーの特徴は、細くてもしっかりとしたステム、頂花と二番花の節間が間延びしにくい点が特徴。JAありだのスイートピーは、出荷量の大半をなにわ花市場に出荷。国内のみならず、北米やヨーロッパ・アジアなどでも高い評価を受けている。
2016年3月の切り花見通し
「今後は気温の上昇に伴い、入荷量が増加してまいります。」
桜
初旬より福島県産の彼岸桜が増える。奈良県西吉野産はやや前進気味で、ケイオウサクラ、彼岸桜と続く。
アリストロメリア
長野県産・愛知県産が中心。愛知県産は気象条件や品種の関係で、前年並みかそれ以下の数量となりそう。
アンスリウム
台湾産は順調な入荷の見通し。気温の上昇とともに品質も安定する。
オーニソガラム
丸朝園芸(千葉県)は前月よりも入荷量は増加する。まだステムは短いが、軸はしっかりしていてオススメ。愛媛県からも出荷が始まる。
シンビジウム
春品種は大型種が中心となるが、今年は花立ちが少ない年になるため、出荷量が少なくなる(ユングフロー、モナリザ・キングアーサーなど)
生育が前進傾向のため、3月は潤沢な入荷予想だが、4月以降入荷減少の見込み。
胡蝶蘭
気温の上昇とともに季咲シーズンに突入し、5月まで安定出荷が見込める。
その他の蘭
季節の蘭では、徳島県産を中心にエピデンドラムの各品種が安定出荷。
バラ
国産は、スタンダード・スプレーともに暖地産を中心に徐々に増え、中旬ころにピークを迎える産地が多い。
チューリップ
各産地とも出荷が本格化。晩生種も増えシーズン中では最もバリエーションに富んだ品種構成となる。特殊品種の出回りも増える。
ワイルドフラワー
グアテマラ産のエアープランツの入荷が増える。
ストック
暖冬の影響で前倒し出荷となっていたため、昨年より数量減。
スナップ
気温が高くなることが懸念されるが、2番花となり安定出荷される。
ダリア
卒業式・入学式にむけ各産地も出荷をあわせてくる。今年は多品種少ロットの作付け。
スカビオサ
出荷の最盛期に差し掛かる。この時期しか使うことのできない選抜した大輪からオーソドックなものまで色メモ豊富。
カンパニュラ
出荷・取扱いが難しいため、出荷量は年々減少している。
トルコキキョウ
西南暖地は春だし出荷が始まり増加傾向。
ラナンキュラス
各地出荷がピークとなる時期。中旬までは数量安定、下旬は温度次第で減少してくる見通し。大輪系は上旬まで、中旬以降は減少傾向。
カラー
ベトナム産が本格的に出荷増となり、色ものも豊富になる。品質もよい。湿地系カラーもピークとなるため、全体量は比較的多い月となる。
その他きり花
クリスマスローズ・てまり草・都忘れなどがメイン。