「なにわ花だより」は、なにわ花市場の月刊誌
なにわ花だよりはこちらで見ることができます。
花市場の各担当さんが、今月の入荷状況などを説明されています。
そのなかから当店でよく使う花をピックアップして記事をご紹介。
長野県JA中野市とJA信州うえだの芍薬
JA中野市は、昭和20年以前から和シャクを中心に栽培。昭和40年以降に洋シャクが導入されると、作付面積を広げて生産量日本一となった。
JA中野は選花選別が厳しく、他産地より花のアタマが大きい。
代表品種は、サラ・ベルナール。
JA信州うえだは、標高400~1300m地帯までのリレー出荷で、5月中旬~6月いっぱいまでが出荷期間。
JA信州上田の芍薬の特徴は、JAで一括選花をすることで、花の開き具合、等級をそろえることができることです。それで、「明日咲く芍薬が欲しい」というニーズにも応えられるるようになってきた。
代表品種は夕映、滝の粧。
【当店感想】
芍薬は季節感があり花も大きく豪華で見栄えのする花なのですが、咲かせるタイミングが難しい。花びらが密集している分散る時は一気に行ってしまうで、ある程度日持ちがしてほしいお祝に贈る場合は使うのは、使いづらいと感じます。
5月の切り花見通し
「中旬以降、高冷地産地の出荷が本格化いたします」
カーネーション
国産:西南暖地は生育の遅れあり、今年は母の日後も出荷が残る。産地によっては母の日の後にピークを迎えるものあり。高冷地からの出荷が始まる。5月中下旬ころから北海道・長野県産のカーネーションの出荷が始まる。
輸入:南米産・中国産ともに、母の日の後から入荷量が落ち着く。中国産スプレーは秋口まで数量減る。
バラ
4月上中旬にピークを迎えた暖地物は、母の日明けの中旬ごろ次のピークを迎える。高冷地産は母の日前から少しずつ増え出荷の山もなく、母の日明けにはある程度の入荷となる見込み。
芍薬
母の日前から母の日明けは、静岡・徳島・高知・和歌山の露地ものがピークの見通し。母の日明け以降は近郊もの、3週目からは長野県産が中心。3~4週目と路地物のピークの見込み。品種バリエーションともに豊富な時期。
トルコキキョウ
4月にピークを迎えた沖縄県産も出荷が落ち着き、入荷は若干減少見込み。西南暖地の2番花は、高冷地産の出荷かいしもあるため、不足感は無く入荷は安定見込み。大輪系フリンジは6月に入るまで少ない。
アリストロメリア
長野県産・愛知県産・山形県産が中心、母の日以降は各産地改植が進み、数量は減少見込み。
蘭類
シンビジウム:徳島県産はほぼ切上がり、「宝塚」と「エリザベス」が中心。ニュージーランド産は中旬ころから出荷予定。
【当店感想】
国産も輸入も少な目で希望の色が無い時もあり。色も限られてきた感じです。
デンファレ:母の日明けからタイ国の雨季になり、タイ産の入荷量はさらに減少してくる。沖縄産は昨年より遅れ気味、6月頃まで少ない入荷となりそう。
」
胡蝶蘭:季咲きシーズン真只中。ホワイトを中心に潤沢な入荷が続く。色物の出荷も多くなる。
葉物
アイビー類;50-30㎝が中心、60㎝クラスは注文対応。
ドラセナ:潤沢な入荷見込み
ひまわり
「ゴッホのひまわり」など八重咲き系品種も加わり品種のラインナップが増えてくる。中旬以降は新潟・北海道といった高冷地産からの出荷も始まる見通し。
【当店感想】
まだまだサイズは小さ目です。
ダリア
母の日を境に暖地産地の出荷が減っていく。高冷地産が始まるまで少し少な目で推移。
枝物
和歌山県串本のアワが本格出荷。5月中旬から和歌山からスモークツリーの出荷が始まる。